初心者でも失敗しない自動車保険を節約する方法や選び方。賢い加入方法などをわかりやすく解説

初心者でも失敗しない「自動車保険の節約術」

1日自動車保険

1日だけ車乗るための自動車保険「1DAY保険」に加入する。

更新日:

「保険に加入していないが『友人や両親』の車を運転する。

もしあなたが、本当に自動車保険に加入していなければこれほどの危険行為はありません。

例えば、借り物の車でガードレールにぶつけてしまうと「ガードレールの修理代」だけではなく「自動車の修理代」すべてあなたが負担する必要があります。

そんな、不安な気持ちを抱えたまま運転するなんて、とてのじゃないけど楽しいドライブになりませんよね。

そこで、今回は国内保険会社の大手、三井住友海上からサービスを提供されている1日だけでも加入できる「1DAY保険」を紹介します。

  • 本当に1日だけの自動車保険で十分な補償を受けられるのか。
  • 保険料はどれぐらいかかるのか。
  • その他にどんなサービスやメリットがあるのか。

自動車保険に加入せずに友人の車をぶつけてしまうと、車だけではなく大切な友人関係にも大きなヒビを入れてしまう可能性がありますからね。

三井住友の1日だけ掛ける「1DAY保険」の概要

三井住友海上の「1DAY保険」とはどんな保険なのか。

「1DAY保険」とはどんなサービスなの?
友人や両親などから車を借りて運転するときに掛ける自動車保険です。 1日24時間有効なので、限定的に運転される方には便利な自動車保険になります。
三井住友でしか、1日保険のサービスはしていないの?
1日保険を提供しているのは、三井住友海上の他に東京海上日動の「ちょいのり保険」とあいおいニッセイ同和の「ワンデーサポーター」のみになっていて、通販型自動車保険の保険会社ではこのようなサービスはまだ提供されていません。

国内保険会社の四皇と勝手に呼んでいる「三井住友海上」「東京海上日動」「あいおいニッセイ同和」「損保ジャパン」の中で、唯一、損保ジャパンだけが1日保険のサービスを行っていません(システムに100億円単位のコストがかかるため)

「1DAY保険」は500円から加入できる。

種類は大きく分けて、

  1. 基本的な補償がある、500円のAプラン
  2. 車両保険もついて1500で加入できる安心のBプラン
  3. 事故でスマホなど自分の持ち物が壊れたときにも補償するもっとも手厚い補償、1800円のCプラン

の3つのプランがあります。

プラン Aプラン Bプラン Cプラン
保険料 500円 1500円 1800円

まず、ABCすべてのプランに共通する補償について説明しましょう。

プラン「ABC」全てに含まれる基本補償

まず、どのプランを選択したとしても、相手の車に対する保険、

  • 対人賠償保険(無制限)
  • 対物賠償保険(無制限)
  • 対物超過特約

の3つは基本セットになります。

自動車保険は、対人対物無制限がある意味当たり前になってきており、加入していなければ逆に不安があります。

そして対物賠償保険にプラスαした、相手の修理額が時価額を超えてしまった場合を補償する対物超過特約も基本補償に入っているので、相手の車が古くて時価額が足りなくても大きなトラブルになる可能性が少ないでしょう。

また、自分の身体が怪我をして入院した場合、5日以内なら1万円、5日以上なら10万円の入院費用(当座)を補償する「搭乗者傷害保険の通院特約」

あまり使いたくはありませんが、事故で自分の死亡した場合や後遺障害があった場合など補償する「搭乗者傷害保険の死亡後遺症特約

また、自賠責保険のお支払を受けられないときに補償する「自損事故保険」など基本プランに含まれています。

プランBCに含まれる車両保険

全てのプランに含まれる基本補償のケースは説明しましたが、次に1500円を支払うことで補償範囲を広くするプランBについて説明します。

1500円を支払うことで「300万円を限度に車両保険」をつけることができます。

例えば、友人の車に乗っていて事故を起こして、修理代が100万円かかったとしても基本的には車両保険にて対応します。

もし仮に、Aプランだけしか加入していなければ、相手の車の修理代や相手の怪我などは補償しますが、自分がぶつけた両親や友人の車はあなたが自腹を切って修理しなければなりません。

もし、その責任があなたが果たせないようなら迷うことなくプランBにしておきましょう。

ただ1点だけ注意が必要で、1500円のプランBで300万円の補償をつけても15万円の免責金額が必要になります。

つまり、100万円修理代かかってしまった場合でも、15万円は自己負担、残りの85万円が保険会社から支払われるという仕組みなんです。

もちろんどんな事故であれ、免責15万円かかるので「10万円ぐらいの軽微の修理」でも免責分の10万円はあなたが支払う必要があります。

プランCに含まれる補償

最後にプランCに含まれる補償について説明します。

プランCは1800円支払って、車内にある手荷物が壊れてしまった場合に補償します。

例えば、車に積んであった「デジカメ」「スマホ」「バッグ」など事故により破損してしまったケースでは保険会社から補償されるので安心です。

また、免責金額も10万円とBプランより5万円安くなるので大きな事故を起こしてしまった場合はCプランに加入していたほうがいいでしょうね。

「A」「B」「C」の3プランをすべてまとめてみた。

ここで、AからCまでの3プランをすべてまとめてみました。

プラン Aプラン Bプラン Cプラン
保険料 500円 1500円 1800円
基本補償 対人賠償保険 無制限
対物賠償保険 無制限
対物超過修理費特約
搭乗者傷害保険
自損事故保険
ロードサービス
プラン別の補償 車両復旧費用保険(300万円) ×
免責金額 15万円 10万円
車内手荷物検等特約
(10万円限度)
× ×

必要最低限の補償はAプランでも補償されていますが、車両保険のことを考えると最低限Bプランに加入していておきたいものです。

ただ、300円しか違わないなら結局は1,800円のCプランを選んでおいたほうが何か重大な事故にあったときに役に立つはずです。

申し込みはスマートフォンからかんたんにできる。

申し込みはこちら三井住友海上のサイトから申し込みが可能です。

また、スマホからアプリを使いQRコードを読み取ればそのまま申し込みすることもできます。

もし、スマホなどを持っていないならセブンイレブン限定ですが、コンビニの専用端末にて決済できるので試してみましょう。
※ちなみに、ちょいのり保険やワンデーサポーターはスマートフォンでの申し込みしかなくコンビニ専用端末で申し込めるのが1DAY保険のメリットのひとつになります。

1DAY保険を何度も使用すると割引制度もある。

その他にも2回目から500円のところを480円に割引サービスになったり、複数人同時で1DAY保険を掛ける場合2人目以降も480円になる割引制度などもあります。

また、案外知られていないことですが、一度でも「1DAY保険」をかけた方が車を購入した場合大きな特典があります。

新たに三井住友海上で自動車保険を契約すると「1DAYマイレージ割引」と言って事故の有無に応じた割引制度になります。

例えば、1DAY保険を20回以上使用するようなヘビーユーザーは、新規で三井住友海上に契約すると最大で20%の割引にもなるんです。

まあ、これは若者の車離れ防止策と、新規で加入した場合通販型自動車保険に加入したほうが圧倒的に保険料が安くなるからという対策も含まれているんですけどね。

「1DAY保険」のその他よくある質問は?

「1DAY保険」は申し込めばすぐに使えるのか?
Aプランの場合は申込みが完了するとすぐに使用できます。
一方で、B、Cプランについては登録日から8日目以降から使えるので事前に申し込みを済ませよう。
保険期間は1日24時間と決まっているの?
単位はあくまで1日(24時間)で1回の契約で最大7日間連続で申し込みができます。
レンタカーでも1日保険に加入したほうが良いの?
レンタカーについては、レンタカー側で自動車保険に加入しているのでわざわざ1日保険に加入する必要はありませんからね。
申し込みはいつごろからできるの?
申し込みは補償を受けようとする日(はじめて運転をする日)から50日前から申し込みが可能です。
ちなみに、キャンセルは補償開始日の10分前までとなります。

まとめ

1DAY保険をこれから使用するのなら、車両保険が300万円補償される「1500円のBプラン」にするべきでしょう。

Aプランのほうが安いですが、自損事故に対して友人や両親の車は補償されませんし、Cプランほどの大きな補償もいらないでしょう。

イメージとしては、

  • Aプランが車両保険なしの「対人対物無制限」のみの保険
  • Bプランが免責15万円がある「車両保険」込の保険
  • Cプランが免責10万円があり、なおかつ自分の持ち物までも補償する「車両保険」込の保険

という位置づけです。

もし、これから地元に帰省する方や、友人たちと旅行計画をしていて友人の車を利用するなら「1DAY保険」の加入は必須です。

保険に加入していない車を運転するなんて、医師免許を持たずにオペをするようなもので絶対にやっていけない愚行です。

自分の将来を台無しにしないためにも、最低限の自動車保険には加入しておきましょう。 その点で三井住友海上の「1DAY保険」は低価格でお財布にも優しいですからね。


 

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  • この記事を書いた人

ニシザワ

元トヨタ系ディーラーの営業、保険代理店の営業を経て、現在はフリーランスのライター業をしています。 「自動車保険を少しでも節約したい!」とお考えの方のために、保険料を安くする方法をわかりやすく解説していきます。

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