「自動車保険」と「自動車共済」その違いって知っているでしょうか?
私たちは、事故のリスクを最小限に抑えるために「自動車保険」に加入していますが、実はもうひとつ「自動車共済」という自動車保険に非常に似ている仕組みがあります。
自動車保険と自動車共済は全く違う業界ですが、共通点が多く従兄弟のような存在です。
制度や仕組みを理解しておくことで、より保険についての考えが深まるはずなので今回自動車保険と自動車共済の違いとメリット・デメリットについて解説していきます!
目次
自動車保険と自動車共済の違い。
自動車共済は営利目的ではない。
自動車共済とはそもそも何なの?
管轄も、
・「JA共済」は農林水産省。
・国民共済は厚生労働省。
・自動車保険は金融庁。
で、それぞれ組織が別々になっています。
それでは、共済にはどのような取扱商品があるのでしょう。
共済での取扱商品
共済の中には、生命保険会社の取扱商品に似ている「生命共済」や「年金共済」などや、自賠責保険に似ている「自賠責共済」また、「火災共済や傷害共済」など、普通の損保会社が取り扱う商品と酷似している商品がたくさん見受けられます。
実際にその商品を取り扱っている団体には、全国共済農業協同組合連合会(わかりにくい!)の通称「JA共済連」や、国労働者共済生活協同組合連合会(もっとわかりにくい!!)である「全労済」などがあります。
それぞれの特徴をみていきましょう。
全国共済農業協同組合連合会(JA共済)とは?
JA共済連は農業協同組合に基づいて、農林水産省に認可を受けている共同組織であり、決まりとして、農協(JA)の組合員とその家族を対象に事業を行っています。
もちろん、自賠責共済や傷害共済など自動車損害保険に似たような商品を扱っています。
全国労働者共済生活協同組合連合会(全労済)とは?
全労済は、消費生活協同組合法に基づいて、厚生労働省の認可を受けて設立された共同組織であり、労働組合員とその家族のほか、地域住民を対象に事業を行っています。
もちろん、JA共済同様に自賠責共済や傷害共済など、自動車損害保険に類似している商品が多数あります。
なので、どちらかと言うと加入の自由度は、組合員とその家族しか対象としていないJA共済連や教職員共済や全労済のほうが、幅広く加入できるようになっています。
自動車共済のメリットとデメリット
自動車共済のメリットは「保険料が安い」こと。
実際、自動車保険と同条件にて比較しても自動車共済の方が数パーセント割安になります。
ですが、安さが売りの自動車共済にもデメリットは存在します。
- 共済に加入できる方が限定される
- 事故対応が自動車保険会社に比べて遅い
- 専門店な知識が保険会社に比べて劣る
- 割引制度自体が少ない
など意外と複数あります。
ただもっとも致命的なデメリットが、自動車共済と自動車保険の担当者での事故の知識を比べるとやはり保険会社のほうが知識が豊富なこと。
これは私がディーラーで働いていた実体験からくる考えなのですが、どちらかと言うと、保険会社のほうが共済の担当者よりも幅広い専知識をもっているので、様々な事故でのトラブル、シチュエーションになっても冷静な判断で解決に導いてくれます。
それがそのまま事故対応のスピードにもつながるので、保険加入者にとってどちらが安心できるといえば「保険会社」と言えるでしょう。
また共済は保険料自体は安いのですが、割引制度が少ないので、賢く保険料を節約しようとしても特約などに選択肢がありません。
その点、自動車保険のほうが「各種特約」が豊富にあるので、自分にあった補償内容をじっくり選ぶことができるという特徴もあるのです。
さらに根本的な部分いうと、自動車共済は加入できる人間を選んでしまうデメリットを忘れてはいけません。
自動車保険と共済の違い
相互扶助制度という考え方にスポットを当ててみた場合、自動車保険も自動車共済も共通点はたくさんあります。
参考そもそも自動車保険とはなにか?保険と料率の仕組みについての基礎を解説
ですが、共済は以下の点で保険と異なります。
- 組合員が地域と職種に限定されている
- 組合員同士が福利厚生と経済的安定を図りながら運営をしている
- 組合員自体が少ないので、一般の方が加入できない
- 組合員の規模が少ないので救済金額も少額である
- 掛け金の算定方法や給付水準が異なる
このように組合員制度で成り立っているので、共済は小さなコミュニティで成り立っている制度と言えるでしょう。
まとめ
結局は「自動車保険」と「自動車共済」に大きな違いはありません。
ですが、共済は働いている環境や住んでいる地域を限定してしまうので、私たちは「自動車保険」に加入することが一般的な考え方になります。
共済のようなある程度「決まりのある補償内容」ではなく、ベースとなる内容は決まっていながら、さらに自分に合致した内容を掘り下げることができる保険会社。
つまり、代理店型や通販型など幅広い選択肢の中から、自動車保険の内容を吟味して選ぶことができるのです。
自動車保険の見直しを考えているのであれば、一度幅広い選択肢の中から、自分のクルマ環境にあった保険会社を選んでみましょう。
それが、逆に強みにもなるのですから。
自動車保険を見直しするのに「一括見積もり」を使ってみました。
すると、全く同じ補償内容であるのにもかかわらず、保険料が35,600円も安くなりました。
「保険の窓口 インズウェブ」は、最大20社の保険会社の中から保険料の比較ができるサービスです。
たった5分で見積もりがとれて、もちろん手数料も無料なので安心です。
すでに、利用者も900万人に突破して保険料の節約に成功しています。
►►自動車保険の一括見積もりで保険料を比較してみる。 私は新車を購入するため、今まで乗っていたプリウスをディーラーに下取りをお願いしましたが、予想してたよりもはるかに低い査定額でした。
ですから、下取りは一旦保留にしてインターネットで「車一括査定」を申し込み、複数の業者から同時に査定してもらったところ、最大で234,000円の価格差がついたのです。
また、「概算金額」も先に教えてくれるので、自分の車の「相場価格」もかんたんに知ることができる。
提携会社である、50社以上の厳選された買い取り店の中で、最大の「10社」買い取り業者を使って同時に比較ができること。
それこそが一括査定のメリットであり、最大の強みになります。
►►45秒でできる、無料の「かんたん車査定」を見てみる。