初心者でも失敗しない自動車保険を節約する方法や選び方。賢い加入方法などをわかりやすく解説

初心者でも失敗しない「自動車保険の節約術」

自賠責保険

自賠責保険を契約しなくても良い。また契約できない2つのルール

更新日:

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自賠責保険は、すべての自動車に加入を義務付けられている強制保険という
位置づけですが、その中にも例外があり、
「契約する必要がない」また「契約自体することができない」
自動車も存在しています。

ですが、自賠責保険の意味をしっかりと理解していないと、
もし、事故を起こしてしまったケースで、
「補償を受けることができない」なんてことにもなりかねません。

「契約しなくても良い」からと言って、
「契約ができないと」言っているわけではないですからね。

その辺を勘違いしないようにしましょう。

自賠責保険を契約しなくても良い・契約できない自動車

自賠責保険を契約しなくても良い自動車

自賠法に基づき、加入を義務付けられているのに、
契約しなくてもよい自動車は以下になります。

まずは、適用除外自動車と言われている以下の自動車です。

  1. 自衛隊の任務の遂行に必要な自動車
  2. 日本国内にあるアメリカ合衆国軍隊の任務の遂行に必要な自動車
  3. 日本国内にある国際連合軍の任務の遂行に必要な自動車
  4. 道路以外の場所においてのみ運転をする構内専用車

などが当たります。

自衛隊やアメリカ軍については割愛しますが、
この中で、気をつけなければならない自動車は、
やはり構内専用車でしょうか(後述します)

また、それ以外にも「自賠責共済」の契約が締結されている自動車は、
わざわざ、「自賠責保険」に加入する必要はありません。

これは、自動車保険と自動車共済を同時に加入することになるので、
ただの重複契約に過ぎません。

残念ながら、重複契をしても補償が手厚くなるものでもありません。
100円の商品に200円払っているだけと同じことですので、
保険料の無駄に支払っているだけなのです。

構内専用車が自賠責保険に加入しなくても良いのか?

先ほど、構内専用車は自賠責保険に契約しなくても良いと
言いましたが、事故を起こしてしまったときには、
しっかりと補償をしてくれるのでしょうか。

残念ながら「そんなこと甘い話はありません。

「構内専用車は自賠責保険の加入が義務ではない」
と言っているだけで、加入できないという話ではないからです。

例えば、軽トラックのナンバープレートを陸運局に返して、
敷地内だけで使用する構内専用車になったとしましょう。

ナンバーがついていないので、もちろん公道を走行することはできません。
ですが、敷地内では走行することができます。
もし仮に、敷地内にて相手を死傷させてしまった場合には、
責任は運転している人になります。

任意保険に加入しているから大丈夫!」なんて思っているかもしれませんが、
任意保険である自動車保険は、自賠責保険の上乗せ保険に過ぎないので、
自賠責保険に加入していなければ、全く意味がないのです。

もし構内専用車として、自宅や会社内の私有地で
車を運転する機会があったのなら、今すぐにでも自賠責保険に加入しましょう。

自賠責保険を締結できない自動車

加入が義務付けられている自賠責保険ですが、

構内専用車と違って契約しなくてもよいではなく、
契約そのものができない自動車も中には存在しています。

それが「農耕用小型特殊自動車」に当ります。
具体的な自動車を挙げると、

  1. 農耕トラクター
  2. 農業用の薬剤散布車
  3. 刈り取り脱穀作業車
  4. 田植機

などが該当します。

なぜ、締結できないのかというと、
最高速度35km/h未満の自動車は、自賠責保険の加入の対象から外れている
からです。

なので、農耕用のトラクターは
自賠責保険に加入できないようになっています。

小型特殊自動車トラクターは共済にて加入?

小型特殊自動車例えば、農耕用トラクターなどの場合には、
自賠責保険が契約ができないので、
任意保険である自動車保険に加入する必要があります。

でも、トラクターなどを運転する農家の方なら既に、
JA共済などで加入されている方がほとんどではないでしょうか。

農耕用のトラクターで人身事故を起こせば、
もちろん行政上や民事上の責任を負うことになります。

参考:車に保険は絶対に必要!「自動車保険」の必要性について解説。

なので、自賠責保険に契約できないからといって、
自動車保険に未加入の状態で事故を起こしてしまったら、
大きな責任があなたに振りかかります。

なので、小型特殊自動車を運転するなら、
自賠責保険ではなく、自動車保険(自動車共済)に
加入しましょう。

まとめ

以上のことから、
自動車保険を契約しなくてもよい自動車と、
契約できないの自動車では意味は全く違います。

加入しなくても良いからと言って、
加入できないにわけでもないですし、
事故を起こすと損害賠償責任を負うことになります。

一方で、自動車保険を契約できないトラクターなどは、
任意保険にて対応する必要があります。

その2点を最後にまとめますと、

  • 構内専用車を走行するときには、自賠責保険に加入する
  • トラクターを運転するときには、自賠責に加入できない代わりに任意保険に加入する

この2つのポイントだけは、しっかりと抑えておきましょう。
自賠責保険の落とし穴と言ってもいいかもしれませんからね。


 

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  • この記事を書いた人

ニシザワ

元トヨタ系ディーラーの営業、保険代理店の営業を経て、現在はフリーランスのライター業をしています。 「自動車保険を少しでも節約したい!」とお考えの方のために、保険料を安くする方法をわかりやすく解説していきます。

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