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初心者でも失敗しない「自動車保険の節約術」

自動車保険の使用例

プリウスで事故を起こしてしまったときに3つの解決方法

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私の知人であるトヨタのプリウスオーナーから1本の連絡が・・・

「事故を起こしたので、見にきて欲しい」

見に行ってみると、事故によるダメージで見る影もない状態になってしまっていました(汗)。

フロントバンパーや右のドア、フェンダーやヘッドライトなどボディが破損してだけじゃなく、タイヤも大きく傾いています。

しかも、最悪なことに相手がいて、こちらのほうが一方的に悪いようです。

こんな状態じゃもう走行することもできないので、レッカー搬送車を使って、いつも修理に出している板金工場にさげることにしました。

そこで、保険のアジャスターと一緒に車両を確認しながら見積もりをとってみたところ、なんと70万円を超える見積もり金額となったのです。

そこでこの記事では、今回のプリウスのように損害が大きな事故を起こしてしまったらどのような解決策に導いていけばいいのでしょうか?

修理するだけが全てではなく、ケーススタディ別に3つの解決策を解説します。

プリウスで事故を起こしたときにできる3つの対策

車両保険に加入しているなら『保険を使う』

今回のような、高い見積もり額が出ているなら、自動車保険を使うことが必須

もちろん、相手にぶつけた分は「対物賠償保険」が無制限に加入してあるのでこちらを使いましょう。

問題は自分の車なんですが「車両保険に加入している必要」があり、入っているなら迷わず車両保険を使うことを第一に考えます。

加入している車両保険の種類は、「エコノミー型」タイプの車両保険でも「一般型」の車両保険でもどちらで加入していてもかまいません。

いずれかに加入して入れば、保険は適用になるのでもし修理費用が高額になるなら積極的に保険を利用しましょう。

車両保険が適用になれば、保険会社から保険金がおりるので修理費用を手出しする必要はありません。
※免責額を設定しているケースを除く。

一方、気をつけなければならないことがあります。

それが「車両保険価格(時価額)」についてです。

たとえば、車両保険を契約時に50万円で契約していた場合。

今回のケースの場合ように、修理金額は70万円になってしまったら車両保険からは50万円しか支払われません。

残りの20万円はあなたが自己負担する必要があります。

これがいわゆる『全損』という状態です。

そのの20万円を補うために『車両保険超過特約』を設定していれば問題ありません。
 
関連 : 年式が古いと車両保険の修理費が全額おりない!
 
もし、特約を入れていなければ、いかに車両保険に加入していても自己負担が発生するケースがあることを覚えておきましょう。

車は年式に応じて、徐々に価値が下がっていきます。
また、車両保険価格もそれと同時に下がっていく仕組みなんですね。

車両保険を使って『修理をせずに保険金を受け取る』

車両保険の意外にも知られていない事実として、車両保険を使って修理をせずに保険金だけ受け取ることは可能です。

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たとえば、今回のように70万円の事故で修理工場と保険会社が協定した場合、修理協定額の税抜き額を保険金として保険会社から受け取ることができます。
※50万円全損なら50万円の税抜き。

もちろんこれは、あなたの自動車保険を使う正当な権利です。

たとえば、修理をせずに保険金だけを受け取り、新しい車を購入することを業界では事故代替といいますが、 今回のプリウスを修理せずに保険金だけを受け取り、その金額を頭金として次の車の購入費用にあてることも可能。

もちろんメリットだけではなく、デメリットもあって結果的に修理をしなくても車両保険を使うことと同じ意味になるので3等級下がることに変わりはありません。

保険で修理できるとはいえ、年式が古く、走行距離が多い車など『高額な保険金を使ってまで修理する価値がない』と判断した場合に限り、修理をせずに保険金を受け取って新しい車の購入費用に当てましょう。

車両保険に加入していないなら『廃車買い取り』してもらう。

一方、車両保険に加入していないなら修理費用は全て自己負担が必要です。

たとえば、今回のような70万円の事故なら、修理費用すべて自己負担になります(もちろん相手は対物賠償保険を使うので問題なし)

でも考えてみると、あまりに高額になる修理費用の支払いは、安い中古車が買えるような値段なのですから、絶対修理しなければいけないなんてことありません。

それならいっそのこと、修理しないで廃車にすることも検討しましょう。

もちろんただディーラーや整備工場に委託して廃車するわけじゃありません。それなら廃車手数料がとられるだけですから

そこで「廃車買取」というサービスを利用して、査定してもらったうえで、買取してもらいましょう。

たとえば、廃車買取のカーネクストを利用して今の状態のまま買い取りに出すことが可能になります。

今回のような事故車はもちろん、不動車、過走行車、水没車など状態が悪い車でも買取してもらうことが可能です。

プリウスだって、もちろん買取が可能。


プリウスのようなハイブリッドカーは、ハイブリッドバッテリーやインバーターなど、車本体以外にも使えるパーツが多数あるので、査定額が高くなる可能性があります。

ただスクラップにするのはもったいありません。

どんなに傷ついても、自分で所有している財産なんですから、それをフル活用してお金に変える努力をしましょう。

まとめ

今回、ソニー損保の車両保険に加入していたおかげで、車両保険が適用になりました。

結論からいうと、車両保険を使ったことには変わりないけど修理するのを断念して、保険会社から保険金だけ受け取り違う車種を購入することにしました。

ちなみに全損で50万円の税抜きである「46万3,000円」と全損費用「5万円」が加味されトータルで「51万3,000円」が保険会社から振り込まれました。

事故を起こした連絡を伝えたときも、ソニー損保のオペレーターの事故受付は非常に早く、すぐに保険会社から折り返しの連絡がありました。

やはり、現在の通販型保険会社の事故対応レベルはとても高く満足できるものでした。

いずれにせよ、自動車保険は当然として車両保険に加入しておいてよかったです。

もちろん車両保険を抜いたほうが保険料は安くなります。それは間違いありませんが、そんなことするぐらいなら通販型タイプを選ぶ工夫、免責額を設定する工夫などをして保険料を抑えるほうに力をいれたほうが結果的にいいと思います。

自動車保険はあくまで掛け捨てなんで、いざというとき使えないと、まったく意味がないモノになるのですから。


 

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すると、全く同じ補償内容であるのにもかかわらず、保険料が35,600円も安くなりました。
 

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  • この記事を書いた人

ニシザワ

元トヨタ系ディーラーの営業、保険代理店の営業を経て、現在はフリーランスのライター業をしています。 「自動車保険を少しでも節約したい!」とお考えの方のために、保険料を安くする方法をわかりやすく解説していきます。

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