「結婚したので車が不要になった」「車を売却したので乗る必要がなくなった」
などの理由から自動車保険が不要になる場合には、
自動車保険を解約する必要があるでしょう。
ない車に保険料を支払う必要はないので、
しっかりと申請をすることで一括払いで支払った保険料は戻ってきます。
自動車保険の解約返戻金について説明していきましょう。
自動車保険の解約返戻金について
これを「解約返戻金」と言います。
受け取ることができる解約返戻金は任意保険だけではなく、
車を購入や車検を受けるときにかける自賠責保険でも解約返戻金は戻ってくるのです。
保険料を一括で支払うと「短期率」が適応される
自動車保険はほとんどの場合に「1年ごと」に契約をするのですが、
一括払いで支払った場合と1か月ごとの分割払いで支払った場合で、
保険料は戻りかたは変わります。
分割払いはカンタンですよね。
例えば、1年間の保険料を12回分割払いをする場合、
月割計算になるので、支払い開始して2ヶ月後に解約するなら2ヶ月分の支払いで終了します。
残りの10ヶ月の間は手数料などもかかりません。
一方で1年間の保険料を一括払いで支払う場合には、
「単純に月割で戻ってくるわけではありません。」
一括払いで支払っている場合には「短期率」といって、
損保会社が独自に計上した料率をかけることによって、
解約返戻金が戻ってくるのです。
かんたんに言うと、1年間で100,000円支払っている保険料を、
半年で解約しても50,000円が戻ってくるわけではないのです。
ソニー損保の短期料率表
通販型自動車保険の大手ソニー損保を例にして、
「短期料率」について掲載されていました。
返還される保険料=年間保険料金×(1ー保険の経過期間)
短期料率表 | 期間 | 7日 まで |
15日 まで |
1ヵ月 まで |
2ヵ月 まで |
3ヵ月 まで |
4ヵ月 まで |
5ヵ月 まで |
6ヵ月 まで |
7ヵ月 まで |
8ヵ月 まで |
9ヵ月 まで |
10ヵ月 まで |
11ヵ月 まで |
12ヵ月 まで |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
短期料率 | 10% | 15% | 25% | 35% | 45% | 55% | 65% | 70% | 75% | 80% | 85% | 90% | 95% | 100% |
例えば、 年間保険料金が100,000円支払っている契約を「半年」で解約する場合には、
どのぐらいの保険料が戻ってくるのでしょうか?
計算に当てはめていくと、
返還保険料は100,000円×(1−75%)=2万5,000円
このように短期料率に当てはめていくと、
半年後に解約しても50,000円戻ってくるわけではなく、
25,000円しか戻ってこないのです。
自賠責保険の保険料は月割で戻ってくる
もちろん、強制保険である「自賠責保険」についても
廃車などにより解約をした場合には、解約返戻金は発生します。
ただ、自賠責保険については公道を走るために絶対に必要な保険ですので、
口頭や電話一本で解約できるほどかんたんではありません。
参考自分で廃車にする!自賠責保険の解約方法と戻ってくるお金について。
自賠責保険は車購入時も車検取得時も一括払いが基本です。
ただ、任意保険の一括払いと違い自賠責保険の場合には途中解約しても、
保険料は月割で戻ってきます。
自賠責保険の解約返戻金についてはこちらを参照してください。
LINK自賠責保険税額表について
保険は解約ではなく、中断を選びましょう!
保険料は分割払いをするよりも一括払いをしたほうが、
手数料がかからないために安くなります。
ただ、解約することによる「短期料率」が適応された場合には、
一括払いで支払ったほうが損をする可能性が高くなります。
そして、解約といっても、あなたの現在の等級が7等級以上あるなら、
解約よりも「等級を10年間保存できる」中断をしたほうがいいでしょう。
参考転勤で車が不要になっても自動車保険は「中断」で等級引き継ぎ。
また、保険の解約についてはかんたんに決断はせずに、
- 解約する必要があるのか
- 今後も乗る可能性はないのか
などをしっかりと考えて決断することが大切です。
自分で自動車保険の解約をするということは、
他人の車も乗ることができなくなる可能性がありますからね。
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