朝会社に行こうと、マンションからちょっと離れた駐車場の前で車に乗り込もうとした瞬間。
「なんじゃこりゃー」
そうです。イタズラ書きです。
つまり、あなたは何者かによって落書きされてしまったのです。
修理に出して再塗装してもらうしかありませんよね?
落書きなどで、保険を使って直すことってできるんですかね?
ですが、落書きされてしまった車のボディをそのまま放置しておくわけにもいきません。
泣き寝入りするはすっごく悔しいですが、そのための自動車保険だとも言えますよね。
落書き・イタズラ書き被害で保険を使うことはできるのか?
車両保険には加入しているのか
まず確認すること、車両保険に加入しているのどうか。
落書きによるイタズラは車両保険に加入していれば、
保険を使って修理することができます。
また、自損事故とは違う扱いを受けられるので、
一般の車両保険はもちろん、エコノミータイプのみ加入されている方でも対応が可能になります。
一例として、ソニー損保の補償範囲を掲載しておきます。
LINKソニー損保
見知らぬ人間によるイタズラなのに、等級を下げてまで修理するのは腹も立ちますが、
実は落書きなどによる被害の場合、
3等級ダウン事故扱いではなく、例外的な措置つまり「1等級ダウン事故」扱いになるんですね。
保険を使うと、等級がひとつだけ下がる
実は落書きによる被害などで保険を使うと、1等級ダウン事故という扱いになります。
事故による等級の下がり方については以下の記事でも紹介しています。
関連:「3等級ダウン」だけじゃない!1等級ダウンやノーカウント、事故状況で変わる3つ種類
その他にも1等級ダウン事故はいくつかあります。
- 火災や爆発
- 騒じょうや労働争議にともなう事故
- 台風や竜巻・洪水・高潮
- 落書き
- ガラス破損
- 落下物や飛来物との衝突
よくあるのが飛来物によるガラスの破損なども「1等級ダウン事故」になります。
1等級しか下がらないということは、
- 保険料の値上がりも少ない
- 等級もすぐに回復する
- 精神的、金銭的なダメージが少ない
などもメリットがあります。
車に落書きなどによるイタズラをされても、
保険を使って治すことができるということを知らない方も多いようなのですが、
保険会社も積極的に告知していないのも事実なんです。
なぜなら、1等級ダウン事故は保険料が大きく上がるわけじゃないので、
保険会社のほうが損をする可能性が高くなるからです。
使わせたい保険は積極的にうたって、使わせたくない保険はあまり表に出さない。
このあたり自動車保険の保険会社はやはり営利企業だということがわかりますよね。
もちろん警察には届け出をしておこう

By: MIKI Yoshihito
もちろん保険会社だけではなく、警察にも届け出は必要です。
まず警察に連絡ですが、落書きによるイタズラなどは、
当て逃げなどと違い、後日犯人が見つかる可能性があります。
ですから、保険を使って修理をしたあとでも、
犯人さえ見つかってしまえば、あとで弁償させるなりなんとでもなります。
また、保険会社に連絡するのは、保険を使用するうえで絶対に必要です。
事故報告を入れないで、勝手に修理してしまうと保険金を受け取ることもできません。
関連:保険会社に報告せずに修理したり示談すると保険金は受け取れない。
また、イタズラ書きなどは虚位の報告をする人間が多いもの事実です。
つまり自作自演を装うわけですね。
例えば、右のドアを思いっきりこすったあとで、自分でペンを使って落書きをする。
そして、落書きをされたから保険会社に連絡をいれて、
落書きとこすったドアごと修理をする。
そうなると、3等級ではなく、1等級ダウン事故で済んでしまので、
保険料の値上がりが少なくなる。
このような相手を騙すような悪知恵だけは絶対にしてはいけません。
落書きなどは、誰でもかんたんに再現ができてしまうので、保険会社の担当アジャスターもちょっと疑ってかかってきます。
少しでも、おかしなことがあればツッコミを入れられることもあります。
嘘偽りがないなら、堂々と事故報告をいれてきっちりと修理しましょう。
まとめ
落書き・イタズラ書きにより車両保険を使うには、
- 車両保険に加入していれば「一般・エコノミー」タイプは問わず使用できる。
- 1等級ダウン事故扱いになる
- 警察・保険会社には届け出は絶対に必要
- 嘘の報告をしてはいけない
に注意しましょう。
またナニをもって落書きと判断するのかについては、
「バカ」とか「アホ」とか書いていればもう立派な落書きです。
顔でもイラストでも明らかに「人」がイタズラしたと判断できれば保険の対応が可能です。
本当であれば、イタズラをされる前に、
未然に防ぐことができれば言うことないんですけどね。
そうそう、車上荒らしには専用カメラを使って対策しよう。
防犯カメラで落書きされる前に犯人を捕まえましょうね。

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