前方から飛んできた飛び石によりフロントガラスにヒビが入ってしまった。
そんなとき、車両保険を使って修理することができるのか?
フロントガラスは安いパーツではありません。
軽自動車やコンパクトカークラスでも最低10万円前後しますし、大型ミニバンに至っては20万円前後。 また、レインセンサーなど特殊な装備をされているガラスも同じように高額になってしまいます。
飛び石によるガラスの破損は、強いて言えば「運の要素」に左右される事故でもあります。
そんな、ツキが全くないような事故でも「捨てる神あれば拾う神あり」で、実は「車両保険」を使って修理することが可能なんです。
そこで今回の記事では、
- 飛来物による事故で使える自動車保険は何?
- フロントガラスの損傷を保険を使って治した場合等級はどうなるのか。
- その他、保険を使うときなど注意事項
などについて、詳しく解説をしていきます。
飛び石による事故は車両保険を使って修理することができる。
飛び石によるガラスの損傷は「飛来物による事故」に該当するので車両保険を使って修理することが可能です。
もちろん契約時に決めた保険金額が上限になります。
しかもフルカバータイプである「一般車両保険」は当然のこと、補償範囲を限定している「エコノミー型」車両保険でも保険修理に対応しているのです。
実際に通販型自動車保険であるソニー損保にも以下のように決められています。
LINKソニー損保より出典
もちろん、飛来物であればフロントガラス以外にも、ボンネットやフロントバンパーも修理対象範囲になります。
では、もし車両保険を使ったら自動車保険に重要な数値である「等級」はどう変化するのでしょうか?
等級はひとつしか下がらない
飛来物により保険を使うとひとつメリットがあります。
それが「等級がたった1つしか下がらない」ことです。
例えば、15等級でフロントガラスを保険を使って交換した場合、1等級ダウン事故なので翌年には15から14等級になります。
また、ひとつだけダウンしても1年間無事故でいた場合、すぐに15等級に戻るので等級ダウンによる保険料の値上がりは微々たるものしかありません。
一方で、自損事故で車両保険を使った場合や、追突事故を起こして対物保険などを使った場合には3等級ダウン扱いになるので、等級が戻るのは3年もかかってしまうのです。
つまり、自爆事故や追突事故で3等級ダウン事故するぐらいなら、1等級ダウンで済んでしまう「飛来物による事故」なは積極的に保険を使って修理したほうがいいんですね。
免責を設定していた場合に注意が必要
ただ、1等級ダウン事故だからと安心してはいけません。
もしあなたが、保険契約時に免責金額を設定しているなら注意が必要です。
例えば、ソニー損保を例にしますが、加入時免責金額を設定しているケースで説明した場合、
- 「0−10万円」=1年に2回目の事故の場合10万円自己負担になる。
- 「5−10万円」=1回目の事故で5万円、2回目の事故では10万円自己負担になる。
- 「10−10万円」=1回目でも2回目の事故でも10万円事故負担になる。
以上の条件に該当すれば、自己負担が必要なので注意が必要です。
例えば「10−10万円」のように、初回10万円、2度目も10万円の免責代を設定をしていた場合、もし仮にガラス交換費用が「13万円」だったとしたら、保険会社からは免責額を引いた「3万円」だけしか補償されないのです。
もし「車両保険」に加入していなかったらどうする?
もし「対人対物無制限」だけで車両保険に入っていなかったら、残念ながら保険は使えず自己負担するしかありません。
でも、あまり悲観しすぎてはいけません。
フロントガラスには「純正ガラス」の他に「社外品や輸入品のガラス」と料金を4分の1ぐらいに抑えてあるモデルもあります。
例えば、トヨタ純正のフロントガラスは前面に「TOYOTA」の刻印が入ります。
一方で、社外品ガラスにはメーカー表記は一切なくあまり聞いたことがないメーカーが刻印されています。
※左が純正で、右が社外品。
機能性の差も少なく、社外品の場合「熱線」「ぼかし」などの標準的な装備は純正同等にあります。
さらに安い「輸入品フロントガラス」の場合は、機能面では劣っていますが価格の面でかなりリーズナブルになっています。
もし純正品の新品フロントガラスが「15万円」だとした場合。
- 純正品=15万円
- 社外品=9万円
- 輸入品=5万円
と種類によって値段の差がかなりあるんです。
もし最悪、車両保険に加入していなかった方は、なるべく安い輸入品ガラスを購入して自己負担を少なくしましょう。
まとめ
飛び石など飛来物による事故では、運の要素で左右されるのでなるべく保険で対応したいものですよね。
もちろん、車両保険に加入すると保険料は高くなるので支払いがキツくなるのもわかります。
でも支払いが苦しくても、補償範囲を狭めてある「エコノミー型車両保険」に加入する方法もありますし、現在加入している保険を見直して「通販型の自動車保険」に加入するという選択肢もあります。
まずは複数の保険会社で一括で見積もりをとってみてからでも遅くはありません。
こんな突発的な事故で高いお金を支払うぐらいなら、通販型や外資系などなるべく安い保険を見つけて「保険の見直し」をしてもらいましょう。
つまらない事故で、なるべく手出しはしたくないですもんね笑。

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