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自動車保険の保険会社を途中で変更する「中途更改」のメリットとデメリットは?

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自動車保険の保険会社を途中で変更する「中途更改」のメリットとデメリットは?
今加入している、自動車保険の会社をどうしても変更したい!

こんなふうに考えているなら「中途更改」をすることで等級の引き継ぎをしながら、
保険会社の変更が可能になります。

ただ、中途更改をすることのメリットやデメリットを、
自分自身がしっかりと把握していなければ、逆に損をする可能性があります。

本日は保険会社を途中で解約し、違う保険会社と契約する。
「中途更改」のやり方と必要性について、また注意すべきポイントについてお話します。

保険会社を変更するときに必要な「中途更改」とは

例えば、あなたにとって
補償内容が、いま加入している保険会社に比べてとても魅力的場合には、
保険会社を変更したくなるでしょう。

また、補償内容が同じ、価格の差が非常に大きい、
代理店型自動車保険会社から通販型自動車保険」に変更するときなども
同様です。

このようなときには「中途更改」することで等級を引き継ぎしながら
違う保険会社に乗り換えすることが可能になります。

中途更改する為の条件とは。

すべての車が無条件に中途更改できるわけではありません。

中途更改するにはある一定の条件があり、
「保険契約者」「記名被保険者」「車」はすべて同じで、
解約する保険会社と新たに契約する保険会社は同時に手続きを行わなければならないのです。

前の保険会社の解約日=次の保険会社の契約日

ですが、条件さえ満たしてしまえば、
保険会社から保険会社にかんたんに移行できるのがメリットのひとつでもあります。
新しい保険会社の魅力的な特約内容があれば、次回の更新を待たなくても、
すぐに保険契約することができるのです。

ただ中途更改は、かんたんにできる反面やはりデメリットも存在します。

それは等級の引き継ぎが遅れて、
保険料金が割引が遅れることがあるのです。

以下のイラストを見ていきましょう。

中途更改をするデメリット

ご存知の通りノンフリート等級制度では、
1年間無事故無違反の場合には、等級が1等級ずつ上がっていきます。

中途更改をせず、通常通りに保険を更新した場合

スクリーンショット 2015-12-29 12.09.19 なので、今回のケースでは10等級からスタートして1年間事故を起こさなければ、
翌年の10月には、11等級になり保険料金がさらに割引されます。

中途更改をした場合

もし先ほどと同じように10月からスタートした場合でも、
仮に2月に保険会社を変えるために中途更改してしまった場合には、
翌年の10月には等級があがりません。

4ヶ月間の遅れが生じてしまうために、
それだけ等級のあがりも遅れてしまうのです。
スクリーンショット 2015-12-29 12.09.29

ここでひとつの疑問が生じるのですが、
そこまでして「中途更改」をおこなう必要があるのでしょうか。

わざわざ中途更改をする理由とは。

なぜ、中途半端な時期になってまで、保険会社を変更する必要があるのでしょうか。

私の経験では、ふたつの理由あると思います。

まずひとつめは先ほどの例で言ったとおり。
途中で保険会社を変更するほど、魅力ある商品があった場合。

例えばAという保険会社からBという保険会社に移行するほどの
魅力的な保険商品があった場合には「中途更改」をする方がいるかもしれません。

もちろん価格は大切なのですが、安いだけではなく、
「B」という商品を選ぶ必要あるほどの補償内容やメリットがあった場合には、
選ぶ方もいるでしょう。

また、もうひとつの理由としては、
なにかの条件を理由にして、保険会社の変更をすすめる行為になります。

例えば、新車購入時の特別なサービスを条件として、
営業マンがお客さんに中途更改を持ちかけるケースがあるかもしれません。

もちろんこれは不正行為です。
代理店は保険募集をかけるときに不正行為をするだけで業務停止命令がくだされます。
参考強引すぎる営業マンが嫌!自動車保険の勧誘など禁止されてる4つの行為

ただ、「このエアロパーツをサービスするから当社の保険に加入してくれませんかね?
などと言われたお客さんはどういった反応を示すでしょうか。

保険会社にこだわりがないカーユーザーにとっては、中途更改をすることに対して、
特に問題はありません。
それよりも、何万円もするエアロパーツをサービスされたほうが、
メリットが大きいのです。

こんなことは本来ならあってはいけませんが、
残念ながら、どこかの現場では実際に起きてしまっている現実的な話なのですね。

中途更改と任意解約は別物である

さて、話は変わりますが、
中途更改と任意解約は一緒に考えてしまいがちになりますが、
実は全くの別物です。

中途更改はあくまで「保険会社を変更する」ことが目的であり、
任意解約は保険を一定期間、休止するときに申し込みします。

例えば、転勤などで車を当分使用しない場合や、
独身時代にかけていた保険だが、結婚するので旦那さんの保険に入ることになる不要になる奥様などは、
保険を解約せずに中断することで、数年間は保険を休止しておくことができます。

10年以内であれば、等級はそのままで引き継ぎすることが可能になります。
参考転勤で車が不要になっても自動車保険は「中断」で等級引き継ぎ。

その違いを、勘違いしなよう注意しましょう。

まとめ

私の個人的な意見では、途中で変更するまで魅力的な保険商品があるとは思えません。
それでも「どうしても保険会社を変更したい」と考えているなら、
途中で変更などをせずに、しっかりと1年間の契約を全うして、
次回の保険を更新するときに変更してしまえばいいのです。

それなら保険料が少しでも安くなる「代理店型自動車保険から通販型自動車保険に加入する!
補償内容が私に合っている保険会社に加入する!」という意味もあるのではないでしょうか。


 

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  • この記事を書いた人

ニシザワ

元トヨタ系ディーラーの営業、保険代理店の営業を経て、現在はフリーランスのライター業をしています。 「自動車保険を少しでも節約したい!」とお考えの方のために、保険料を安くする方法をわかりやすく解説していきます。

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