ある日、外資系の通販型の自動車保険である、
チューリッヒ自動車保険のパンフレットを見ていると、
「AA」というマークが入っていました。
「三星レストランか!」とツッコミを入れたくなりましたが、
この「AA」というマーク、どのような意味を持っているのでしょうか?
チューリッヒだけではなく、アクサダイレクトやエース損害保険、
さらには、国内型の自動車保険にも記載されているマークの意味。
自動車保険の保険会社には、格付けがあるんです。
自動車保険の格付けと信頼性について
格付けランクは学校の通信簿と一緒。
「AAA」や「AA」のようなマークは、それぞれの保険会社の評価ポイント。
自動車保険の保険財務力についての体力と言ってもいいでしょう。
つまり、保険会社それぞれの格付けのランクなんですよね。
ちなみに、格付けしているのはどこかというと、
世界的な格付けをしている機関である、「スタンダード&プアーズ社」という
会社が定義しています。
もちろん評価ポイントが高ければ高いほど。
将来的なリスクは少なく、安全だということになりますよね。
ちなみに、この評価ポイントである「AA」「BB」などは
学校の通信簿のようなものだと考えていればいいでしょう。
つまり、
生徒=チューリッヒ自動車保険やアクサダイレクト、
東京海上日動、三井住友海上などの保険会社
通信簿=「AA」「BB」などの格付けマーク
だと、考えれておけばいいでしょう。
格付けによるそれぞれの評価について
保険会社の格付けは、通信簿のような制度と言いましたが、
5段階評価なわけではありません。
格付けのランクをポイント化したのは、
「AAA」から「CCC」までと数字にすると、8段階評価をされています。
もちろんレストランと一緒で「AAA」が最上級に当たります。
格付け | 評価ポイント |
---|---|
AAA | 保険財務力が極めて高い 最上級ランク |
AA | 保険財務力が非常に高い |
A | 強い保険財務力があるがAAA、AAと比べると事業環境が悪化すると悪影響を受けやすい |
BBB | 保険財務力があるがAランクと比べると事業環境が悪化すると悪影響を受けやすい |
BB | 保険財務力は限界的 事業環境が悪化すると債務を履行する力がないかもしれない。 |
B | 保険財務力が弱い事業環境が悪化すると債務を履行する力がない。 |
CCC | 保険財務力が非常に弱い。 |
CC | 保険財務力は極めて弱い。 |
楽◯のような胡散臭い口コミなどと違って、
この評価ポイントの信頼性はかなり高く、
保険会社の経営状態を参考するなら、非常に有益なデータと言えるでしょうね。
では、実際に外資系自動車保険の損保会社の
格付けランクはどのようになっているのでしょう。
保険会社 | スタンダード&プアーズ(S&P) | |
---|---|---|
保険財務力格付け | アウトルック | |
あいおいニッセイ同和損害保険 | A+ | 安定的 |
AIU保険 | AA- | ネガティブ |
エース損害保険 | AA- | ネガティブ |
共栄火災海上 | A- | ネガティブ |
損保ジャパン日本興亜損害保険 | A+ | 安定的 |
東京海上日動 | AA+ | 安定的 |
日新火災海上保険 | A+ | 安定的 |
チューリッヒ自動車保険 | AA- | ネガティブ |
富士火災海上保険 | A- | ネガティブ |
三井住友海上火災保険 | A+ | 安定的 |
え?外資系だけじゃないの?って思うかもしれませんが、
東京海上や三井住友などの国内型の保険会社も格付け機関に評価を依頼しています。
やはりデータとしては信頼性があるので、権威としてデーターとして証明できれば、
保険会社の信頼性もアップするのでしょうね。
「評価ポイント」の数字を参考にしていいのか。
ただし、この格付けのポイントに関しても、
現時点での、データーにしか過ぎません。
点数だけでは測れないものもあるでしょう。
「あの保険会社は『AA+』だから事故対応もいいだろう」などと言った、
直接的な根拠に繋がらないことがほとんどです。
確かに「CCC」や「CC」なら不安になる気持ちもわかりますが、
参考程度にしながら、
- 代理店型自動車保険か通販型の自動車保険なのか?
- 外資系の保険会社なのか、国内型の保険会社なのか?
- 結局どこの事故対応が高いのか?
などをしっかりと吟味しておきましょう。
どちらにせよ、格付けランクが高いからといって、
契約者にとって最高の保険会社とは限りませんからね。
あくまで「参考」に過ぎませんからね。

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