もしあなたが安易な気持ちで友人や知人の車を運転して事故を起こしたしまったら。
しかもそれが原因で、廃車につながるような大きな損傷になってしまったら、取り返しのつかない事態になってしまうかもしれません。
当然、友人に迷惑をかけることはもちろん、お金が絡むので、その後の友人との間でトラブルになる可能性があります。
「自分は絶対運転しない大丈夫」と思っていても他人の車を借りて運転するというケースは、実は意外と多いものです。
そんな最悪なケースになってしまったとき役に立つのが、あなたの自動車保険「他車運転特約」なんです。
今回のケースでは、友人や知人、同僚など他人から借りた車で事故を起こしてしまった場合の救世主になりうる、他車運転特約について解説してましょう!
目次
友人、知人の車を借りて事故った場合には「他車運転特約」を使用する
他車運転特約の基本的な内容

たとえば、車を借りていなくても、友人・知人・同僚などとキャンプやゴルフ、スキーに出かけるときなど長距離運転する場合、ドライバーを交替してドライブすることも当然あります。
また結婚して親と別々のところに暮らすようになり、帰省のタイミングで親の車を借りることもあるでしょう。
このように、友人が隣で同乗していようが、借りていると同じ意味合いになります。
他車運転特約は自動車保険に自動セットされる。
POINT
翌年の保険料が高くなるので、現状の等級は確認しておきましょう。
他車運転特約のもっとも大事なポイント!
他車運転特約のもっとも大事なポイント。
それは、あなたの契約内容がそのまま適用されること。
なので、もしあなたが車両保険に加入してなければ、友人・知人が車両保険に加入していようが車の補償はされません。
また、車両保険金は借りた車の時価額で計算するので、もし友人の車の時価額が100万円だった場合、100万円が限度になります。
たとえば、
・対人対物無制限
・車両保険250万円
AさんがBさんの車に乗って事故を起こして、
Bさんの車の損害額
・電柱 300万円
・車の修理費用 200万円
・車の時価額 100万円
このような内容の場合、電柱はAさんの保険の対物無制限で賠償できますが、Bさんの車の損害額の200万円は時価額の100万円までしか補償されません。

つまり、あなたの契約内容が不十分だった場合、「他車運転特約」が使えたとしても友人や知人の車をすべて保険で対応することができない可能性もでてくるのです。
他車運転特約の補償対象となるケース

以下の方が「他車運転特約」を利用することができます。
他車運転特約の補償対象となる被保険者
- 主に運転をする契約者(記名被保険者)
- 奥様(内縁の妻も含む)
- 1と同居している親族
- 1と別居している結婚していない子供
このルールに沿っているのが前提となるので、
・別々に暮らしている娘(未婚)が友人の車をガードレールにぶつけてしまった。
・自分の父親が知人の車で追突事故をおこしてしまった。
なども補償されます。
他車運転特約の補償対象とならないケース
すべての車が他車運転特約を使えるわけじゃありません。
たとえば、以下のようなケースでは対象外となります。
「他車運転特約」が使用できないケース
- 毎日使用していたり、ほぼ名義貸しになっているようなケースでは、保険は支払われません。
- 車を停車している最中や、駐車中での事故で補償対象になりません(一時停止中は可)
- 会社の車を業務中に事故を起こした場合は使用できません(会社の労災事故となる)
- 自動車の修理・保管・売買・運転代行など、車を取り扱う業務を受託した自動車運転中の事故
- 相手の承諾なしで、運転中に生じた損害
このように、他車運転特約は色々と細かい規約等があるので、事故を起こしてしまった場合にはすぐに保険会社に連絡をするように心がけましょう。
まとめ
「他車運転特約」はどの保険会社でも利用できるメジャーな特約です。
なので、通販型タイプ・外資系・JA農協などでもあるので安心(名称はそれぞれ違うけど)
「絶対に他人の車は借りない!」と言い切れれば必要がないかとも思えますが、案外そんな
他人の車をぶつけても、自分の保険を使って修理が可能。また、保険対応できるのでトラベルが回避できる便利な特約。
保険会社によくありがちな無駄な特約が多い中で、『他車運転特約』は本当に便利なので覚えておきましょうね。

自動車保険を見直しするのに「一括見積もり」を使ってみました。
すると、全く同じ補償内容であるのにもかかわらず、保険料が35,600円も安くなりました。
「保険の窓口 インズウェブ」は、最大20社の保険会社の中から保険料の比較ができるサービスです。
たった5分で見積もりがとれて、もちろん手数料も無料なので安心です。
すでに、利用者も900万人に突破して保険料の節約に成功しています。
►►自動車保険の一括見積もりで保険料を比較してみる。


ですから、下取りは一旦保留にしてインターネットで「車一括査定」を申し込み、複数の業者から同時に査定してもらったところ、最大で234,000円の価格差がついたのです。
また、「概算金額」も先に教えてくれるので、自分の車の「相場価格」もかんたんに知ることができる。
提携会社である、50社以上の厳選された買い取り店の中で、最大の「10社」買い取り業者を使って同時に比較ができること。
それこそが一括査定のメリットであり、最大の強みになります。
