自動車保険を契約期間中に切り替えてしまう最大のデメリットは
等級が遅れてしまうとことです。
等級が遅れると「保険料の割引率」にも影響がでるので、
できるだけ避けたところですよね。
そのような「等級が遅れるデメリットを解消する
「保険期間通算特則」について説明をしましょう。
「保険期間通算特則」とはなにか
保険期間通算特則について説明しましょう。
契約期間中に途中で乗り換えをした場合には「等級が遅れてしまう」のが普通なのだが、
「保険期間通算特則」を適応すると、
他社に乗換したにも関わらず、等級をひとつあげた状態で契約できます。
例1:満期を待たずに自動車保険を他社に乗り換えたケース。
1月1日 | 7月1日 | 翌年1月1日 | 翌年7月1日 | |
---|---|---|---|---|
満期で乗りかえ | A社 (10等級) |
ー | B社 (11等級) |
ー |
中途切り替え | A社 (10等級) |
B社 (10等級) |
ー | B社 (11等級) |
例2:満期を待たずに自動車保険を他社に乗り換えをしたが「保険期間通算特則」が適応された場合。
1月1日 | 7月1日 | 翌年1月1日 | 翌年7月1日 | |
---|---|---|---|---|
満期で乗りかえ | A社 (10等級) |
ー | B社 (11等級) |
ー |
中途切り替え | A社 (10等級) |
B社 (10等級) |
B社 (11等級) |
ー |
このように「保険期間通算特則」を使うということは、
A社という損保会社からB社に乗り換えする期間中に
等級を維持したまま次回の自動車保険更新時に契約する、
「短期契約」に近い形になるのです。

保険期間通算特則が使える自動車保険の保険会社
ただ、便利なように見える「保険期間通算特則」もすべての保険会社が扱っている
わけではありません。
「東京海上日動」や「損保ジャパン日本興亜」などでは取扱していますが、
その他の損保会社では、このような他社に逃げられてもペナルティがないような特則はつけないですね。
考え方は色々とあると思います。
ただ「保険期間通算特則」があるから自動車保険を乗り換えをする
という理由にはならないと思いますが、
あればラッキーぐらいな感覚でいればいいのかもしれませんね。
保険期間通算特則の正しい方法
また、保険期間通算特則を適応するには、
前の保険会社の解約日と新しい保険会社の始期日を揃える必要があります。
もし仮にA社を1月1日に契約して、B社に7月1日に中途切り替えする場合には、
B社保険始期日=7月1日
このように揃える必要があるので、
保険会社にも、確認しておくことが必要です。
保険期間通算特則が使えないケース
もちろん万能型の保険期間通算特則にも、
使用できないケースはあります。
それが「事故を起こした場合」です。
例1:満期を待たずに7月1日に乗り換えをして、
事故をおこしてしまった場合
1/1 | 7/1 | 翌年1/1 | 翌年7/1 | |
---|---|---|---|---|
満期で乗り換え (事故なし) |
A社(10等級) | ー | B社(11等級) | ー |
満期で乗り換え (事故あり) |
A社(10等級) | 事故発生!! | B社(7等級) | ー |
途中で乗り換え (事故なし) |
A社(10等級) | B社(10等級) | B社(11等級) | ー |
途中で乗り換え (事故あり) |
A社(10等級) | 事故発生!! B社(7等級) |
ー | B社(8等級) |
このように途中で事故を起こしてしまった場合には、
「保険期間通算特則」の恩恵はあまり受けられません。
仮に保険を使用するようなことがあれば、
無理をして乗り換えを急ごうとはせずに、満期日まで待ってからでも遅くはないので、
じっくりと考えてみてはいかがでしょう。
まとめ
「保険期間通算特則」を使用できる保険会社が少ないせいか、
あまり知られていないのが現状です。
たしかに「等級に影響しない制度」には便利さを感じますが、
やはり、自動車保険の乗り換えは「満期」に合わせておこなうほうが
わかりやすくていいでしょう。
よっぽど、今契約している保険会社の対応が悪いとか、
個人的な感情がない場合には限りますけどね。

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