自動車保険の契約期間中に他社に乗換することは可能なのでしょうか。
そして、途中で乗り換えすることにメリットはあるのでしょうか?
今支払っている保険料が高いので、できるだけ安いといわれている「通販型自動車保険」に
乗り換えを検討中です。
途中で解約して乗り換えをする場合と、満期まで待って乗り換えをする方法。
どちらが自動車保険を「よりお得に運用できる」のか説明します。
契約期間中に他社に乗換することは可能?
契約している間に他社に乗換をすることは「可能」です。
契約した1ヶ月後であろうが、半年後であろうが構いません。
もちろん満期を待たずに「他社に乗り換る」ので、
手続きは全部自分でおこなう必要があります。
だが、自動車保険を契約期間中に切り替えするメリットは実はあまりありません。
いや、むしろデメリットのほうが多くなるのです。
保険料は戻ってくるけど「損をする」
まず、保険を中途切り替えした場合には、
今かかっている損保会社を他社に変更するために、
保険料の支払い先を変更しなければなりません。
もし現在かけている保険会社への
保険料を一括払いをしていた場合には「解約返戻金」といって、
一括払いにしていた保険料が戻ってくるのです。
ただ、保険料は納めた金額が全て戻ってくるわけではなく、
ほとんどのケースでは損をします。
参考自動車保険を解約すると保険料が戻ってくる「解約返戻金」の仕組み
また、保険料の戻る金額が少ないだけではありません。
自動車保険を節約するための、もっとも大きなウエイトを占める
等級のあがりも遅れてしまうのです。
等級の進みがわるくなる
保険料の戻る金額が「短期料率」によって減るだけではありません。
自動車保険を途中で他社に乗換すると等級のあがりが遅れます。
通常、無事故で自動車保険を更新した場合には、
翌年には等級がひとつあがります。
例えば、1月1日に10等級だった方が、翌年の1月1日に満期で更新した場合
等級がひとつあがって11等級になるのですが、
仮に、半年後の7月1日に他社に中途切り替えをした場合には、
翌年の7月1日まで等級があがるのを待たなければなりません。
例1:満期を待たずに自動車保険を他社に乗り換えたケース。
1月1日 | 7月1日 | 翌年1月1日 | 翌年7月1日 | |
---|---|---|---|---|
満期で乗りかえ | A社 (10等級) |
ー | B社 (11等級) |
ー |
中途切り替え | A社 (10等級) |
B社 (10等級) |
ー | B社 (11等級) |
[/speech_bubble] ただ、「保険期間通算特則」といって、
満期を待たずに中途切り替えをしてしまった場合でも、
等級がしっかりとあがる保険会社もあるので注意しましょう。
参考自動車保険を途中で切り替えても「等級」に影響しない制度がある?
例2:満期を待たずに自動車保険を他社に乗り換えをしたが「保険期間通算特則」が適応された場合。
1月1日 | 7月1日 | 翌年1月1日 | 翌年7月1日 | |
---|---|---|---|---|
満期で乗りかえ | A社 (10等級) |
ー | B社 (11等級) |
ー |
中途切り替え | A社 (10等級) |
B社 (10等級) |
B社 (11等級) |
ー |
保険期間通算特則は有名な保険会社では「損保ジャパン日本興亜」が実施している
一例なのですが、このような場合では他社に乗換しても損をすることはないですね。
ほとんどのケースでは、損をする。
自動車保険料を抑えるはずでおこなったはずの、契約期間での「中途切り替え」が
かえって損をしてしまう可能性があることがわかってくれましたか?
- 差額の返金はあるが、戻ってくるお金は少なくなる
- 等級の進みが悪くなるので、保険料節約の妨げになる
- 年間保険料金は節約できるかもしれないが、全額返金ではないのであまり意味がない
このように、現時点ではメリットよりもデメリットのほうが
多いのが特徴です。
それなら、他社に乗換は満期までしっかりと待ってからでも遅くはないと思います。
「事故対応が悪い」「自分に必要な特約などが他社商品にあった」など、
特別な理由がなければ、適切なタイミングで自動車保険を乗り換えしよう。
ただあくまで切り替えをした場合の話であって、
保険料の見積もりだけは、事前にしっかりととっておきましょう。

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