初心者でも失敗しない自動車保険を節約する方法や選び方。賢い加入方法などをわかりやすく解説

初心者でも失敗しない「自動車保険の節約術」

自賠責保険

自賠責保険を加入するべき理由と目的

更新日:

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自賠責保険は、絶対に加入しなければならない強制的な保険です。

クルマを買うときだって、車検を受けるときだって必ず必要になります。

自賠法と自賠責保険について

自賠責保険は「自賠法」という法律で決められていますが、

その内容としては、大きく分けて3つの柱で構成されているんです。

1:事故を起こした人間が「無条件に責任を負う」

任意保険である自動車保険の保険金を、保険会社に請求するには、
事故の原因を作った相手に「過失」を証明する必要があります。
いわゆる「100対0」だの「9対1」だのというどっちが悪いのかっていう話ですね。

でも、 自賠法では被害者がわざわざ「過失の有り無し」を証明する必要はありません。

つまり、自賠責保険では運転者が事故を起こした場合、
運転者が責任を負うことによって、
実質的な「無過失責任」を負わせることができる法律なのです。

運転車が故意だろうと、
悪くはなかろうと原則として責任を負わなければならないのです。

これにより、被害者が泣き寝入りすることがなく
安心して、保険金を受け取ることができる法律となっているのです。

2:強制加入させている自賠責保険


自賠責保険に加入しなければ、車・バイクを運転してはいけません。

新車を購入したときは車検までの3年間、
車検のときには、次の車検までの2年間、
自賠責保険を一日足りとも途切らすわけにはいかないのです。

また自賠責保険は車だけではなく、
大型、中型バイクにかぎらずスクーターにも加入を義務付けています。

唯一加入しなくてもいいのが「農耕作業用車」のみになっています。

3:政府の保障事業を実施していること。

「強制保険」と言っても、
自賠責保険に加入していない車は公道を走っているのは事実です。

なぜなら、車検切れの車がそのまま乗っている以上、
自賠責保険も切れちゃっているからです。

もし、自賠責保険加入していない、クルマもしくはオートバイにひき逃げされてしまった
場合はどうなるのでしょうか。

メモ
自賠法で定められた「被害者救済」という観点から、
国が保障事業を実施しているので、このような自賠責保険未加入のクルマに
轢かれてしまった場合になっても自賠責保険と「ほぼ同様」の保障が受けられる仕組みになっているのです。

自賠責保険の支払限度額

もし自賠責保険を使用することになった場合には、
保険金が支払われるのですが、死傷者1名あたりの保険金額は以下のとおりになります。

事由 損害の範囲 支払限度額
傷害による損害 治療代・休業損害・慰謝料 120万円
後遺障害による損害 逸失利益、慰謝料等 ①神経系・精神・胸部臓器に著しい障害を残して介護が必要な場合
・常時介護が必要な場合:4,000万円
・随時介護が必要な場合:3,000万
②後遺障害の程度により
3,000万円から〜75万円の範囲で保障
死亡による損害 葬儀費、逸失利益、慰謝料(本人および遺族) 3,000万円

保険金は被害者「1名」あたりのものです。
また、加害車両が複数あった場合、例えば2台の車が1人のヒトを死なせてしまった場合、
3,000万円が2台分 合計6,000万円の支払限度額になります。

また自賠責保険には免責という概念が存在しないので、
同一期間中になんど事故を起こしてしまっても、
支払限度額が減額されません。

メモ:免責ってなに?
保険のことを調べているとよく出てくる免責という言葉。
免責とはその名の通り「責任を免れる」という意味で、
免責なしというは保険金を支払わないですよって意味になります。

逆に免責10万円という場合は10万円の支払い義務が発生します。

まとめ

自賠責保険は法律で定められているので安心といえば聞こえはいいが、
やはり自動車保険は加入しておいたほうがいいでしょう。

特に対人・対物賠償保険は無制限にかけておくのが基本で、
車両保険や人身傷害保険は自分の愛車と財布に相談するべきですね。

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  • この記事を書いた人

ニシザワ

元トヨタ系ディーラーの営業、保険代理店の営業を経て、現在はフリーランスのライター業をしています。 「自動車保険を少しでも節約したい!」とお考えの方のために、保険料を安くする方法をわかりやすく解説していきます。

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