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初心者でも失敗しない「自動車保険の節約術」

自賠責保険

自賠責保険の毎年の保険料はどうやって決められる?

更新日:

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自賠責保険の保険料は、どうやって決められているのでしょうか。

1年ごとに見直しされるので、
上がったりもするときもあれば、逆に下がったりもする保険料。

任意保険である自動車保険の場合には、
通販型や代理店型など料金が多様化しているのが特徴ですが、
自賠責保険の場合には、ある原則にしたがって保険料が決められているのです。

それが「ノーロスノープロフィットの原則」と呼ばれているものなのです。

「ノーロス・ノープロフィットの原則」

「能率的な経営の下における適正な原価を償う範囲内でできる限り低いものでなければならない。

自賠責保険の料金についての考え方は、
「ノーロス・ノープロフィットの原則」という
考えに基づいて決められています。

なぜなら、自賠責保険は、
ノーロス『NO LOSS』・ノープロフィット『NO PROFIT』
赤字や黒字も出しはいけない」という考えのもと、
運営されているからです。

例えば、ユーザーから入ってくる保険料が多ければ、
保険料を引き下げ、また保険料が少なければ保険料を引き上げたりと、
毎年の見直しを行っているのです。

もちろん保険料の収支計算は、事故件数などにも
影響がありますので、事故が多く、自賠責保険を例年よりも多く使ったのであれば、
必然的に保険料の引き上げが行われる仕組みなっているのです。

自賠責保険料の考え方

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さらに深く突っ込んでみよう。
自賠責保険の基準両立は大きく分けて、4つの項目で決められています。

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それぞれ説明していきましょう。

純保険料率の出し方

まずもっとも大きな影響を及ぼす、純保険料率について。
純保険料率は事故が発生する確率を、
保険会社から報告される契約データーや、支払いデーターを元に算出されます。

データーによる解析ですので、
予測がしやすいので、具体的な数字として表すことができるのです。

事故の発生する確率確率などは、
自賠責保険の契約台数から、事故の発生件数で割ると算出できるので、
データーとしては、取りやすいですよね。

付加保険料率の出し方

付加保険料率については、
冒頭の説明の通り「ノーロス・ノープロフィットの原則」の考えで
保険会社の収支報告や決算書または、現時点での物価など総合的な
判断をして算出しています。

付加保険料率の判断を見誤ってしまうと、
自賠責保険料が黒字なのに、保険料金が据え置きになるという
あってはならない事態にもなってしまいます。

現に平成3年4月1日と平成5年4月1日に2度に渡って、
保険料の大幅な値下げが行われています。
参考自賠責保険料金改定の推移

累計収支と累積運用

最後に、過去の保険契約における、収支額の差を累積している「累計収支残」。

過去の契約保険契約におけて、
契約して得た収益と、保険で支払った保険金の利息を累積した
累積運用益」を引くことで自賠責保険基準料率が算出されるのです。

任意保険である自動車保険とは考え方が違う。

以上のことから、強制保険である自賠責保険は、
任意保険である、自動車保険と違い「利益を得てはいけない仕組み」に
なっているのです。

任意である自動車保険は、各保険会社が保険商品を販売している
営利企業」になります。

「自動車保険」という商品を安く提供しようとしていますが、
利益がなければ運用することができません。
財政が苦しくなれば、破綻や合併が待っています。

一方で、強制保険である自賠責保険は、
非営利」の民間法人の会社が運営しているので、
組織そのものが違うのです。

ただ、自賠責保険を運用しているのは、
国が強制加入を定めているはずなのに、実際に運用しているのは、
「三井住友海上」や「あいおいニッセイ同和」「損保ジャパン日本興亜」
などの民間企業ですよね。

利息を出してはいけない自賠責保険が、
利益を出さなければ運用できない自動車保険会社が、
運用している。

よく考えれば、自賠責保険の大きな矛盾点のひとつと
言えるでしょうね。


 

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  • この記事を書いた人

ニシザワ

元トヨタ系ディーラーの営業、保険代理店の営業を経て、現在はフリーランスのライター業をしています。 「自動車保険を少しでも節約したい!」とお考えの方のために、保険料を安くする方法をわかりやすく解説していきます。

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