自動車保険の見直しを考えていて、
代理店型から通販型にシフトしようとしている方々。
その中でもよくある質問がこれ。
保険会社を変えると「等級」はそのまま引き継ぎできるのでしょうか。
今まで保険を使ったことがなく、
等級も「15等級」まで上がったので、保険会社を変えることによって
等級が「6等級新規」に戻ってしまうのではないか？
今日はそんな疑問についてお答えしていきます。
等級は下がることなく引き継ぐことができる
保険会社を乗り換えしても等級は引き継ぎされます。
これは代理店型から通販型でもその逆でも同じで、
さらにJAや共済でもすべて一緒です。
等級の引き継ぎはすべて保険制度で決められているのです。
また、自動車保険は「1年毎」の契約が基本ですので、
もし保険会社同士の切り替えを検討しているのなら、
前もって新しい保険会社に連絡を入れておきましょう。
保険会社の切り替えはかんたんにできます。
特に通販型自動車保険に関してはインターネット上で申し込みが
可能になるので、かんたんでスピーディーです。
手元に保険証券を持っているのであれば、
なにも問題はありません。
保険会社を切り替えたときの「等級」のイメージ
イラストをイメージしてもらえればわかると思うのですが、
通常代理店型A社で契約している自動車保険が15等級だった場合には、
次回自動車保険の更新の際には16等級になります。
でも、A社に更新せずに通販型保険会社B社に切り替えたとしても、
1等級上がり「16等級」となるのです。
なので、当然事故を起こして3等級下がった場合でもすべて一緒です。
もしも、事故を起こして保険を使用したあとに、
保険会社を切り替えた場合には3等級下がり12等級での引き継ぎとなるのです。
保険料が高い4等級の場合でも等級は引き継ぎされる
もちろん、事故を頻繁に起こして保険料が低い場合でも一緒です。
通常自動車保険を新規で契約するときには「6等級」でスタートするのですが、
6等級での保険料は「高い」です。
さらにそんな状態で事故を起こしてしまった場合には6等級以下になってしまい
保険料自体も「割増」料金になってしまうのです。
だからよく「3等級や4等級」の保険契約者が6等級新規に戻したいからといって、
保険会社を切り替えようとしても「全く意味がありません」
損害保険というのは保険会社の切り替えを容易にする代わりに、
等級もどんなに低くても引き継がれる仕組になっているのですね。
等級をリセットするには「13ヶ月以上」待ってから、再加入する必要がありますからね。
1等級や2等級の方は注意が要注意
6等級で自動車保険を加入しても、
頻繁に事故を起こしてしまい、1等級や2等級の間を行ったり来たりする
方もいます。
ここまで等級が下がった状態で「保険会社の切り替え」をしようとしても
保険会社から受け入れを拒否される可能性があります。
先程も言ったとおり保険会社同士はネットワークで繋がっているので、
あなた過去に事故歴がすべてわかってしまっているのです。
それは「保険会社の切り替え」だけではなく、
一旦解約して新たに契約しても一緒です。
実際には、ネットで申し込みする場合には、
解約して新規で加入してもそのまま契約できる場合があります。
ですが、先程も言ったとおり、保険会社同士のネットワーク網にかかり、
「告知義務違反」ということで、結局は保険の受け入れを拒否されることになります。
その場合は「記名被保険者」を変える、「保険契約者」を変えるしか
方法はありません。
まずは、今の等級を真摯に受け止め、
「事故を起こさないような」運転方法を身につけるようになりましょう。
自動車保険はあったら便利な商品ですが、
使い過ぎは禁物です。 確かに「通販型自動車保険」は格安なことがウリなのですが、
それも限界があります。
保険の見直しを考えているのであれば、
まず運転方法の見直しも一緒に考えていきましょう。
まとめ
「国内の代理店型から外資の通販型」
「国内の通販型から外資の代理店型」どのような方法であれ、
等級の引き継ぎは可能になるので、安心して保険の切り替えを行いましょう。
でも、まずは一年間の保険料の価格や補償内容が大切です。
まずはそれぞれで見積もりをとってみてからでも、決して遅くはないでしょう。
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