初心者でも失敗しない自動車保険を節約する方法や選び方。賢い加入方法などをわかりやすく解説

初心者でも失敗しない「自動車保険の節約術」

自賠責保険

自賠責保険が支払われる範囲と金額の計算例にて解説

更新日:

c4e2f09869cdf42297caa074e03db4c2_s
自賠責保険の支払いについて解説していきます。

自賠責保険の保険金には、支払われる範囲と金額。
また、過失による減額もあり、
絶対に満額を受け取れるというわけでもありません。

そして、実際に「支払いシュミレーション」もしてみたので、
もし事故を起こしてこれから申請が必要になる方がいれば
参考にしていたければと思います。

自賠責保険の支払いの範囲と金額、シュミレーション

自賠責保険の支払われる損害の範囲の金額

まずは、自賠責保険の支払額と損害の範囲について説明しよう。

任意保険の対人賠償保険と違って、
自賠責保険は「無制限で支払いをする」というプランがありません。

決められた、範囲内でしか支払いしかできず、
また損害の種類によって支払われる補償額が全く違います。

例えば、怪我をした場合や、死亡、または後遺障害があった場合には、
支払われる損害の範囲は以下のようになっています。

事由 損害の範囲 支払限度額
傷害による損害 積極損害(治療費・文書料・その他の費用)・休業損害・慰謝料 120万円
後遺障害による損害 逸失利益、慰謝料等 ①神経系・精神・胸部臓器に著しい障害を残して介護が必要な場合
・常時介護が必要な場合:4,000万円
・随時介護が必要な場合:3,000万
②後遺障害の程度により
3,000万円から〜75万円の範囲で保障
死亡による損害 葬儀費、逸失利益、慰謝料(本人および遺族) 3,000万円

積極損害とは、事故により被害を受けた後、
確実にかかるであろう費用のことを指します。

例えば、「治療費用」「通院費用」また「通院するための交通費」などは
必ず必要になる費用なので積極損害に当たります。

自賠責保険は減額規定がある

自賠責保険には、「被害車に重大な過失があるケース」に限り、
減額処置があるのをご存知でしょうか。

自賠法の特徴は、被害者を救済するために、
加害者に対して「過失があったこと」を証明する必要はありません。

参考:自賠責保険でも自分に過失がなければ「責任」に問われない。

ただ、被害者救済の目的である「自賠責保険」も、
被害者自身に大きな過失があれば、満額受けるとことはできないのです。

具体的には以下のような基準になっています。

内容 減額
死亡による損害・後遺症による損害の場合 積算した損害額または保険金額のいずれか低い額から20%、30%、50%の減額を行う
傷害による損害・死亡に至るまでの傷害による損害の場合 積算した損害額または保険金額のいずれか低い額から20%の減額を行う

また、被害者の怪我や死亡など、事故との因果関係がない場合。
つまり、死因が明らかにならない場合にも、積算した損害額または
保険金額のいずれか低い額から50%の減額をします。

事故の因果関係を見つけることができなくて、保険金額の減額をやむなく受け入れる方もいます。 保険金の出し渋りといえばそれまでなのですが、因果関係の立証こそ、被害者を苦しめる壁でもあるのです。

自賠責保険支払いの計算例

実際には自賠責保険の支払い例をシュミレーションしてみました。
傷害による事故なので、
積極損害(治療費・文書料・その他の費用)・休業損害・慰謝料が
適応になります。

もちろん加害車両1台の場合、被害者につき限度額は120万円になります。

傷害による事故
①被害者・・・・男性・30歳・会社員
②治療関係費用など(積極損害の合計額)270,000円
③休業損害
1日あたりの収入源15,000円(立証可能)
認定休業日数 60日間
④慰謝料・・・・対象日数65日
スクリーンショット 2016-04-26 07.11.10

実際に、1,430,000円の費用がかかったとしても、
傷害によるですので、保険金は120万円しか支払われません。
被害者に過失があった場合には、さらに減額される可能性があります。

また、今回あなたが加害者になってしまい
支払い額が「120万円」を超えてしまったら、
残りの治療費は、加害者である「あなた」が支払いをしなければなりません。

そうなると、やはり必要になる補償内容は「対人賠償保険」になります。
もしなにかあったときのためにも、
対人賠償保険だけは「無制限」でかけておきましょう。


 

自動車保険を見直しするのに「一括見積もり」を使ってみました。

すると、全く同じ補償内容であるのにもかかわらず、保険料が35,600円も安くなりました。
 

「保険の窓口 インズウェブ」は、最大20社の保険会社の中から保険料の比較ができるサービスです。

たった5分で見積もりがとれて、もちろん手数料も無料なので安心です。
すでに、利用者も900万人に突破して保険料の節約に成功しています。

►►自動車保険の一括見積もりで保険料を比較してみる。

自動車保険一括見積もり

私は新車を購入するため、今まで乗っていたプリウスをディーラーに下取りをお願いしましたが、予想してたよりもはるかに低い査定額でした。

ですから、下取りは一旦保留にしてインターネットで「車一括査定」を申し込み、複数の業者から同時に査定してもらったところ、最大で234,000円の価格差がついたのです。

また、「概算金額」も先に教えてくれるので、自分の車の「相場価格」もかんたんに知ることができる。

提携会社である、50社以上の厳選された買い取り店の中で、最大の「10社」買い取り業者を使って同時に比較ができること。

それこそが一括査定のメリットであり、最大の強みになります。

►►45秒でできる、無料の「かんたん車査定」を見てみる。

  • この記事を書いた人

ニシザワ

元トヨタ系ディーラーの営業、保険代理店の営業を経て、現在はフリーランスのライター業をしています。 「自動車保険を少しでも節約したい!」とお考えの方のために、保険料を安くする方法をわかりやすく解説していきます。

-自賠責保険

Copyright© 初心者でも失敗しない「自動車保険の節約術」 , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.