近年増え続けている「車上荒らし」による被害。
しかし、犯人が捕まることはほとんどなく、もし車がみつかったとしても誰に損害賠償を請求して良いかもわかりません。
また、車が新しければ人気が高く、市場(マーケット)に需要があるので、被害にあいやすい傾向があります。
「車上荒らしにあったら泣き寝入りするしかないの?」「誰も被害を補償してくれないの?」と不安になってしまう気持ちもわかります。
そこで、車の被害に当たるので、加入している自動車保険で補償してもらえるのでしょうか?
ここでは、
- 車上荒らしで自動車保険は使えるのか。
- 使えるとしたら、どの保険が適応されるのか。
- そもそも車上荒らしに遭遇しないための対策。
- どこの保険会社を選ぶべきなのか。
など、車上荒らしによる被害と対策方法、また今後選ぶべき自動車保険について確認してみましょう。
目次
車上荒らしで使える保険は車両保険
実は車上荒らしの被害は「車両保険」に加入していれば自動車保険で補償されます。
車両保険は自動車事故だけではなく、盗難・台風・洪水・火災・落下物の被害なども補償してくれるのは知っていますか?
車上荒らしは「盗難」に該当するので、車両保険に入っていると車の修理も被害にあった物も保険金をもらうことができます。
心強いですね。
一方で、保険料を節約するために対人・対物無制限だけしかかけていないなら、一切補償されないので注意が必要です。
「エコノミータイプ」「一般タイプ」どちらでも使える。
車両保険といえば「エコノミータイプ」「一般タイプ」の2種類がありますが、どちらでも車上荒らしの被害を補償してくれるのでしょうか?
「保険料が高い一般タイプだけ補償してくれるのでしょ。」と思われがちですが、「エコノミータイプ」「一般タイプ」両方とも被害を補償してくれます。
ソニー損保の車両保険なら、保険料が安いエコノミー型でも車上荒らしを補償されるので安心です。

出典:ソニー損保
一方で、保険会社によっては保険料を安く設定するために「車両盗難対象外特約」をオプションで設定しているケースがあります。
この特約に入っていると、車上荒らしでの車両保険が使えないので「車両保険に入っているから大丈夫」と、過信せずに一度加入している車両保険を確認してみましょう。
カーナビ・スマホなど盗難された場合の具体例
車上荒らしの被害にあったら、全てのケースで車両保険を使って補償されるのでしょうか?
例えば、車に装着されているカーナビを盗られたケースはどうでしょう?
カーナビは車室内にあるので、ナビ本体だけを盗られるということはほとんどありません。
それと同時に、車のガラスを割られたり、ドアを壊されることもあります。
もしこんなケースでは、カーナビ本体の費用はもちろん、傷つけられた車の修理費用も車両保険から支払われます。
では一方で、車に装備されていないポータブルナビが盗まれた場合はどうなるのでしょうか?
実は、ポータブルナビは補償の対象外。
実は「車に装備されている」ケースでないと車両保険では補償されないのです。
では、車の中にあるポータブルナビが盗まれてしまった場合、泣き寝入りするしかないのでしょうか?
それなら、「身の回り品特約」を車両保険につけておけば補償されるケースもあります。
※保険会社によって言い方がバラバラで「車内携行品補償特約」「車内手荷物等特約」などと言われることもあります。
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ただし、「身の回り品」の規定が統一されていないので、補償される品は各保険会社によって大きな差があります。
スマホやタブレット型端末、通貨や貴金属・有価証券などは補償対象外としている保険会社も多いので、対象品を確認してから特約を付帯するようにしましょう。
車上荒らしに遭遇しないための対策
根本的な話をすれば、そもそも車上荒らしに遭遇しないことが一番いいに決まっていますよね。
少し初期投資するだけで、車上荒らしを防止するための対策と、便利グッズもあわせて紹介しておきましょう。
車の中に貴重品や鞄・荷物を置かないようする。
まず、誰でもできる「当たり前の防犯対策」車の中に貴重品やカバン・荷物を置かないようにしましょう。
外から見えるところにカバンが置いてあるだけで、車上荒らしにあう確率は高くなってしまいます。
実際に私の友人が「少しだけだから」といってカバンを置いたまま車を離れ、車上荒らしの被害を受けたことがありました。
しかも、被害にあった場所は職場の駐車場。
「ちょっと車から離れるだけだから」といってカバンや身の回りの貴重品を置いたまま車から離れるのは絶対NG。
当たり前のことですが、貴重品や鞄はしっかりと持って車から離れましょう。
明るく人通りが多い駐車場に車を止める。
明るくて人が多いところでは車上荒らしは起きにくく、逆に暗くて人目が少ない場所は犯罪が起きやすくなります。
自分の車を止める場所が問題ないのか、もう一度注意しましょう。
もし、住宅環境の問題でどうしても人目のつかない駐車場なら、自宅前にサーチライトを置くだけでも効果的です。
防犯用のドライブレコーダーを装着する
また、駐車場にサーチライトと一緒に装備したいのが「ドライブレコーダー」です。
最近のドラレコは、事故をおこしたときの撮影だけではなく、防犯対策にも優れていて犯人特定する精度が非常に上がっています。
特にセルスターのドラレコは、常時電源コードを使用することで最大12時間の駐車場を監視します。
昔のドラレコでは、少し頼りなかった部分も、現在は被害にあった時に犯人を確定する大きな証拠となります。
車上荒らしをする犯人も自分の姿がドライブレコーダーに残るというリスクを抱えてまで、犯行におよぶことはありえないですよね
セキュリティーアラームを装備する。
サーチライト、ドライブレコーダーと共に防犯対策をするならセキュリティアラームも用意しましょう。
現在ほとんどの車に、イモビライザーが装着されていますが、それでも不安ならセキュリティーアラームを別途取り付ける必要があります。
特に、
- プリウス・アクアなどのハイブリッドカー
- ハリアー・CX−5などSUV
- ハイエース・キャラバンなど小型貨物車
などは、市場価値が高く、海外に横流すると高値で取引されるので、盗難グループの格好のターゲットとなっています。
「音や光だけでは心配」と思われるかもしれませんが、車上荒らしという犯罪をしている人には音や光だけでも十分に嫌な存在です。
防犯には欠かせないアイテムの一つですよね。
まとめ

ソニー損保
イモビライザーやセキュリティー機能が充実してきたおかげで少しづつ改善されていますが、それでもまだまだ車上荒らしがなくならないというのが悲しい現実です。
これってニュースなどで見ていると何も感じませんが、実際に盗難に遭遇すると、車や物はもちろん、精神的にも大きなダメージを受けてしまいます。
でも、もし仮に被害にあったとしても車や物が保険で補償されれば、少しは心も休まりますよね。
そのためにも、車上荒らしの被害を補償してくれる車両保険にはぜひ加入しておきたいもの。
ただ、車両保険に加入すると、自動車保険の保険料はグンとはね上がります。
それなら、車両保険を少しでも安くなるように工夫しよう。
たとえば、冒頭で説明したように、一般タイプではなくエコノミータイプの車両保険を検討してみるのもひとつの方法です。
もちろん、免責金額を設定したり、年齢制限を見直すのも有効です。
でも、結局なんだかんだ言いながら、代理店型自動車保険に加入しているなら、「ソニー損保」や「おとなの自動車保険」をはじめとした、ダイレクト系通販型自動車保険に見直すのが、最終的に保険料を安くするための有効な手段なんですよね。

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