あまり聞いたことがないと思うので、かんたんに説明をしていきたいと思います。
「車両危険限定特約」と「エコノミー型」は全く同じ内容の車両保険
まず、車両危険限定特約の定義について調べてみましょう。
三井住友海上の補償説明のページには以下のような説明をしています。
車両危険限定特約とは?
ただし、相手自動車との衝突・接触事故については相手自動車およびその運転者または所有車が確認できた場合に限り保険金をお支払いします。
つまり、
- 相手の車とぶつかってしまった。
- 走行に起因しない事故が起きてしまった。
場合に限り、保険金がおりるようになっているのです。
ただ補償する内容を調べてみると、実は昔からある「エコノミー型車両保険」と全く同じ内容になっていることがわかります。
関連 : 保険料を節約するなら!一般車両保険とエコノミー型の車両保険の違いを覚えよう!
エコノミー型と、一般型の違いは以下のように分けられます。
LINKソニー損保より出典
したがって車両危険限定特約と難しいネーミングの商品なのですが、中身はエコノミー型と一緒であるということがわかりますよね。
「一般型車両保険」「車両限定特約」どれが良いのか。
車両保険の中に「一般の車両保険」と「車両危険限定特約」2種類の補償範囲があるのはわかりましたが、いざ加入する場合どちらを選ぶべきなのかについて説明をしておきましょう。
ついでに、「車両保険に加入しない」という選択肢も入れた場合には、以下にある3通りの方法が考えられます。
例えば、
⇓
車両限定特約
⇓
一般車両保険
という順番で保険料は高くなります。
例えば、25歳男性が6等級新規でトヨタアクアの保険に加入するケースでは、
⇓
車両限定特約保険「9万円4540円」
⇓
一般車両保険では「20万2640円」
と補償を手厚くすればするほど保険料は自動的に上がる仕組みになっています。
また、車両危険限定特約と一般車両保険の価格差が約10万円も開きがあるのは、やはり電柱やガードレールに衝突するなど「自損事故を起こす確率が非常に高い」ためこのような保険料に差が生まれているからなのです。
地震や津波では一般車両保険でも補償できない。
ただし、車両危険限定特約はもちろんフルカバータイプの車両保険でも、「地震や噴火またはこれら津波による被害」については車両保険にて支払いの対象になりません。
なぜなら、「地震」や「津波」が起きてしまった場合、「台風」「洪水」「高潮」「飛来物による事故」などと比べて、被害総額が非常に大きくなるからです。
※東日本大震災を見れば一目瞭然ですよね。
なので、地震や噴火に備えるならば、別途「地震・噴火に備えた特約に加入する」必要があるでしょう。
関連 : 突然の災害に備える地震や津波の自動車保険。そのメリットと特徴は
ただし、ひとつだけ注意が必要でもし、地震・噴火に備えた特約に加入するなら車両危険限定特約では加入できず、一般車両保険に加入していることが前提となるので気をつけましょう。
まとめ
いずれにしても、「車両危険限定特約」と「エコノミー型」の内容は全く同じと考えていいでしょう。
ただ、エコノミー型という名前のほうが馴染みがあったので「車両限定特約」という難しい名前はかえってわかりにくいと思うのは私だけでしょうか。
どう考えても「エコノミー型」なのか「オールカバータイプの車両保険」なのかで選択させたほうがいいと思うんですけどね。
自動車保険の商品のネーミングがわかりにくいのは、それぞれの保険会社で独自のネーミングがあるから。
また、車両危険限定特約以外にも、「車体車+A」などとわかりにくいネーミングもあるので注意が必要ですが、中身を紐解いてみるとほぼ補償内容はほとんど一緒なんですけどね。 その点は改善してもらいたいところですよね。

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