自賠責保険には、保険金を「出し渋る」ことって
あるんでしょうか?
自動車保険ではよく聞きますよね保険金を「出し渋り」について。
任意保険を展開している「自動車保険」については、
営利を目的としているので、事故内容によっては出し渋ることもあると思いますが、
非営利で運営している「自賠責保険」についてはどうなのでしょうか?
その辺りについて過去にあった「実例」も含めて解説していきましょう。
「自賠責保険」の出し渋りはあるのか。
自賠責保険と自動車保険の支払いプロセス
まず、自賠責保険と自動車保険の支払いまでのプロセスの違いを
はっきりとさせておかなければなりません。
自賠責保険は、損保とは独立した損害調査事務所が怪我の内容や、
後遺障害について調べて支給額を決定しています。
基本的には、多数の請求を公正・迅速に処理をして、
損害調査額を通知したのちに、
保険募集をしている各保険会社が、保険金または損害賠償金を決定しています。
自賠法に基づいて運営されているので、
ある程度の支払基準が決まっており、フロー化されているのです。
自賠責保険は被害者救済が目的
自賠責保険は人身事故の被害者を救済するための
国の制度のひとつです。
なのでどこの保険会社から自賠責保険を加入しても、
支払い額にバラつきが生じるわけではないのです。
なので、自動車保険よりは「出し渋り」と感じることが少なく、
トラブルになることも自動車保険よりはありません。

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ですが、自賠責保険といっても、調査するのはあくまで「人間」です。
極論を言ってしまえば、調査する人間の感覚がズレていたとしたら
自賠責保険でも大きなトラブルに発展する可能性はあるのです。
その上で、過去の実例について紹介します。
過去の後遺障害の実例:30代・男性の実例
自分一人では着替えもできず、
杖をついてどうにか歩けるが、介護してくれる人がいないと、
常に転倒の危険性がありました。
介護者がいないときに、緩やかな坂道で転倒し、肋骨を折る怪我まで過去に負っています。
四肢が麻痺して手足も満足に動かせないので、パソコンのタイピングすらできません。
なので、勤めていた会社も退職することになりました。
このような状況のため、
担当の弁護士は後遺障害第1級の認定を申請しました。
自賠責保険の後遺障害には「1等級から14等級」まであり、
1級が1番重く、14等級が1番軽いのです。
実際に全く動けない場合には、3級以上にはなります。
このようなケースで、損害調査事務所が出した結論はなんと14等級でした。
つまり、もっとも軽い後遺障害と認定されたのです。
なぜ、このようなことが起こったのでしょうか?
その理由が、30代男性の症状が深刻なのはわかりますが、
それが交通事故が原因でそうなったのか、因果関係がはっきりとしないからです。
事故による傷や怪我の内容が、現在の体の状態との因果関係を
はっきりと医学的に証明しなければ、自賠責保険の後遺障害として
認めるわけにはいかないとの判断だったのです。
後遺障害の認定を受けるために、被害者がつらい思いをして
病院まで出向いて、診断書をもらいたくさん写真を提出しても
はねられるケースが過去にもあるのです。
まとめ
自賠責保険でよく言われている被害者救済と言っても、
調査するのはあくまで「人間」です。
人間がチェックするので、その担当者の主観が入り、
その結果から、自賠責保険の保険会社に文書で通知するシステムになっています。
残念ながらこのような残酷な例も少ないにしろ、
過去にあったことは事実であるのです。
自賠責保険だけの話ではないのですが、
因果関係の立証こそ、
被害者を苦しめているひとつの要因でもあるのかもしれませんね。
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