「フロントガラスのヒビ割れって車両保険使えるの?」
知り合いから突然、自動車保険の相談をされました。
フロントガラスでも、リヤガラスでも
車両保険を使用することは全く問題ありません。
「飛び石でも、飛んできたんですかー?」と訪ねてみたのですが、
知り合いの口調がどーも歯切れが悪い。
で、よくよく聞いてみると「ワイパーラバー」を交換したときに、
手が滑りワイパーアームがフロントガラスに「バチッ」と当たって
ヒビが入ったとのこと。
まあ、正直に言うとよくある話なのですが、
その辺りの保険のルールについて説明していきましょう。
ワイパーラバー交換失敗によるガラス破損
ワイパーアームがガラスに当たり、ヒビが入る
実際に見に行ってみると、このようにヒビが入っていました。
一見してみると「飛び石かなにか飛んできたのかな?」と一瞬思うかもしれませんが、
よくよく目を凝らして見てみよう。
はいこれ。
ワイパーアームとガラスの損傷の位置がピッタリあっているんです。
矢印の先がガラスひび割れのスタート地点になっているんです。
つまり、飛び石による被害ではなく、
これワイパーラバーゴムの交換ミスによりワイパーアームが先端が当たり
破損して起きた、ガラスの損傷なんですよね。
ワイパーアームと傷の位置を合わせてみればわかりますが、
見事に損傷箇所とガラスのヒビ割れが合致しています。
専門で自動車保険をやっている、
私の目は騙されませんよー!
車両保険は使えるのか
そもそも友人がなにを相談してきたのかというと、
目的はただひとつ。
この状態で「車両保険を使ってガラスの交換をすることができるのか」ということなんですよね。しかも「飛来物として保険使えるのか?」という質問だったのです。
なぜなら、飛来物は1等級ダウン事故なのですが、
通常の車両保険なら3等級事故扱いになり、翌年の自動車保険の保険料が
大幅に上がるからです。
その質問に対する答えは、
「厳密にはNGだけど、実際には飛来物としての対応してもらえます」
つまり飛び石による事故として、報告しても問題はありません。
なぜなら、フロントガラス交換に保険屋さんは見に来ることはないですし、
実は保険屋さんもわかっているからです。なんせ事故のプロなのですから。
本来、自動車保険の考え方でいうと、
自分でやってしまったボディの傷は、
3等級を下げて、車両保険を使用して対応するしかありません。
でもそこは、大事な契約者さん。
飛び石による事故として、1等級ダウン事故にしているのです。
参考:自動車保険を節約するなら、保険料を決める「等級」を理解する!
飛来物事故としてガラス交換を実施
あとは、保険会社に事故報告だけは忘れずにしておきましょう。
あとは修理工場を選び、ガラスを新品に交換するだけです。
なお、気をつけて欲しいポイントは、
車両保険に免責などを設定していのか注意すること。
ラッシュのフロントガラスの価格は新品で約12万円ぐらいです。
車両保険使用時に免責10万円などに設定していると、
あなたが10万円の負担をしなければなりません。
保険料の節約の為に、
免責を設定することはとても賢いやり方です。
参考:車両保険の「免責」とはなにか?またつけると保険料が安くなる理由
ですが、もし免責を設定しているなら、
車両保険を使うこと自体が、非常にもったいないので、
このようなケースでは、社外品や輸入品のガラスを利用して安く修理してしまおう。
修理金額12万 | ||
---|---|---|
支払額 | 車両保険支払額 | 自己負担額 |
一般修理 | 0円 | 12万円 |
車両保険:免責5万円 | 7万円 | 5万円 |
車両保険:免責10万円 | 2万円 | 10万円 |
車両保険:免責0 | 12万円 | 0円 |
まとめ
フロントガラスをワイパー交換のミスにより
割れてしまっても、保険を使用して修理しても問題はありません。
「大事なのは1等級ダウンか3等級ダウン事故」なのか?
だけなんですよね。
ごく稀に、ガチガチの保険会社の場合に、
指摘され3等級ダウン事故扱いになってしまうケースもありますが、
ほとんどのケースでは大丈夫でしょう。
でも、事故報告するときには「飛び石が飛んできた」と
言っておかないとダメですからね。
また、フロントガラスの場合には、
ガラスのヒビが広がるだけなので、錆びたりすることはありません。
もし車両保険に加入していない方は、これを機会に
できるだけ安い自動車保険に加入するのもひとつの作戦ですよ。
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